ノニのアトピー性皮膚炎を改善する効果
ここではノニのアトピー性皮膚炎を改善する効果について述べています。
ノニジュースを飲むと、アトピー性皮膚炎が改善したという話がよく聞かれます。
その理由は、ノニには、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、β‐カロテンなど、皮膚をつくるための栄養素が多く含まれているからだと考えられます。
また、ノニに含まれるプロキセロニンは、体内でキセロニンとなり、体が本来備えている自然治癒力を高めて細胞の再生を促したり、機能を正常に保ったりするとされています。
そのため、このプロキセロニンの効能は、アトピー性皮膚炎の改善に効果的だと思われます。
さらにスコポチレン、プロキセロニン、モリンジンといった有効成分には抗アレルギー作用や抗炎症作用があるといわれています。
特にスポコチレンは抗ヒスタミン剤として用いられることもあるため、ノニを摂取することは、アトピー性皮膚炎のかゆみを緩和するのに役立つと考えられます。
そのほかノニの注目成分であるイリドイドにも抗アレルギー作用、抗炎症作用、免疫調節作用などがあるとされています。
ちなみにアトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー症状が発症してしまう原因のひとつは、免疫細胞(ヘルパーT細胞)のうちの「Th1」ではなく「Th2」と呼ばれるものが多くなることだといわれています。
この「Th2」は炎症を起こさせるIgE抗体を抗体を作り出してしまうのです。
そのため、アレルギー症状の発症を防ぐには、「Th1」と「Th2」のバランスを保つことが必要になってくるのですが、ノニにはその「Th1」と「Th2」のバランスを整える力があるとされています。
参考文献
『毒出しフルーツノニ効果』 旭丘光志 著 実業之日本社
『医者がすすめるノニジュースで万病を治す超免疫力』 モリンダシトリフォリア研究会 橋爪勝 著 ビジネス社