ノニの抗がん作用
ノニには強い抗がん作用があるといわれています。
その理由のひとつとしては、ノニには「ダムナカンタール」と呼ばれる抗がん物質が含まれていることが挙げられます。
この「ダムナカンタール」は、抗がん剤の研究をし、熱帯性植物を調査していた梅沢一男博士と若手研究者の平松朋紀氏によって発見されたといわれています。
また、「ダムナカンタール」は、「がん化によって破壊された細胞の細胞内骨格を修復し、正常細胞に戻す作用」と「がん細胞の増殖を阻害する作用」があることが平松氏の研究によって明らかになったと言います。(参考文献 旭丘光志『毒出しフルーツノニ効果』)
このようにノニにはダムナカンタールという強力な抗がん物質が含まれていることが知られているのです。
さらに作家の旭丘光志氏は『毒出しフルーツノニ効果』のなかで、「異常化した細胞(がん細胞)を修復し、正常化させる働きを持つ「ダムナカンタール」という分子量282の化合物が、ノニ抗がん効果の主役である」としながらも、「さらにほかの成分も、より良いがん治療のために効果を発揮している」と述べています。
そのダムナカンタール以外の成分とは、以下の通りです。
プロゼロニン、スコポレチン、アンスラキノン、モリンドン、テルペン、多種類のアミノ酸、微量ミネラル
ノニががんに効く6つの理由
それに加えて、医学博士の橋爪勝氏は、『超免疫力 医者がすすめるノニジュースで万病を治す』のなかで、ノニががんに効く理由を6つ挙げています。
- 抗酸化作用によりDNAの損傷を抑える
- ウイルス、バクテリアの成長を阻害
- がん遺伝子を阻害する(ras,fos,jun)を阻害する
- COX2タンパク質を阻害する
- 血管新生を抑える
- 免疫力をアップする
(橋爪勝『超免疫力 医者がすすめるノニジュースで万病を治す』より抜粋)
このように、ダムナカンタールをはじめとした様々な栄養成分が含まれているノニは、がんに対して高い効果を発揮してくれる果物だと考えられています。