ノニの歴史
ノニは約2000年も昔から、果実を絞ったジュースが万病に効くとされ、ポリネシア諸島の人々の間で「驚異のフルーツ」「ハーブの女王」「神からの贈り物」などと呼ばれています。
また、ノニは鎮痛・炎症・下痢など、様々な場面で利用できる万能薬として重宝されてきました。
ところで、ノニを初めてヨーロッパに紹介したのは、1700年代後期に、ヨーロッパの探検家として活躍していたキャプテン・ジェームズ・クックだと言われています。
キャプテン・クックとその一行が航海の際にタヒチなどの島々を発見し、旅行記にノニについて記したことがきっかけで、徐々に広まっていったとされているのです。
しかしキャプテン・クックが西洋にノニを紹介した後、200年以上経っても、ノニが西洋に普及することはありませんでした。
またポリネシアの国々でも、西洋化が進むと同時に、ノニに対する知識が徐々に薄まっていったと言います。
しかし1996年になると、アメリカ資本のモリンダ社がノニジュースの販売を始めると、ノニジュースが世界中に知られるようになりました。
そしてそれ以後、多くの企業が参入するようになり、ノニ産業が盛り上がりを見せるようになったのです。
最初の頃は、ノニジュースだけが販売されていましたが、今ではノニのお茶やサプリメント、石鹸、化粧品など、様々なノニ製品が出回っています。